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// EBCDIC - Extended Binary Coded Decimal Interchange Code
>> 機能
IBM メインフレーム
IBM メインフレームシステム向けの標準文字コードです。
複数のコードページ
さまざまな EBCDIC コードページとロケールをサポートします。
レガシー対応
既存のメインフレーム資産・データを扱うために不可欠です。
>> 技術情報
EBCDIC の仕組み
EBCDIC(Extended Binary Coded Decimal Interchange Code)は、IBM が開発した 8 ビット文字コードです。関連する文字が連続して並ぶ ASCII とは異なり、パンチカード由来の歴史により、EBCDIC の文字はコード空間全体に散らばっています。複数の EBCDIC コードページがあり、さまざまな言語や地域をサポートします。その中で、EBCDIC 037 は米国・カナダ向けとして最も一般的です。
EBCDIC と ASCII の比較例
文字マッピング (EBCDIC 037): 文字 | ASCII | EBCDIC -----|-------|-------- 空白 | 0x20 | 0x40 A | 0x41 | 0xC1 B | 0x42 | 0xC2 0 | 0x30 | 0xF0 1 | 0x31 | 0xF1 a | 0x61 | 0x81 b | 0x62 | 0x82 "ABC" の ASCII: 41 42 43 "ABC" の EBCDIC: C1 C2 C3 "123" の ASCII: 31 32 33 "123" の EBCDIC: F1 F2 F3
EBCDIC を使う理由
- IBM メインフレーム環境で必須
- レガシーシステムとの互換性
- データ移行プロジェクト
- COBOL およびメインフレーム開発
- 歴史的データの保存
>> よくある質問
EBCDIC とは?
EBCDIC(Extended Binary Coded Decimal Interchange Code)は、IBM が 1963 年に開発した 8 ビット文字コードです。主に IBM のメインフレームおよびミッドレンジコンピュータシステムで使用されています。ASCII とは異なり、EBCDIC の文字配置はパンチカード時代の設計を色濃く反映しています。
EBCDIC が ASCII と異なる理由は?
EBCDIC は、特定の位置の穴のパターンで文字を表現していたパンチカードコードから発展しました。その結果、文字が連続しておらず、文字グループの間にギャップが存在する非連続な配置になっています。一方、ASCII は効率性を重視してゼロから設計されており、現代のコンピューティングに適した論理的な構造です。
EBCDIC のコードページとは?
EBCDIC には、異なる言語や地域向けに複数のバリエーション(コードページ)が存在します。代表的なものには、EBCDIC 037(米国/カナダ)、EBCDIC 500(国際)、EBCDIC 875(ギリシャ語)、EBCDIC 1047(オープンシステム)などがあります。各コードページはローカル要件を満たすために文字のマッピングが異なります。
現在も EBCDIC はどこで使われていますか?
EBCDIC は現在も IBM メインフレーム環境(z/OS、z/VM、z/VSE)、銀行・金融システム、政府系のレガシーシステム、COBOL アプリケーションなどで広く利用されています。多くの組織が、数十年にわたって安定稼働してきたビジネスクリティカルな処理のために EBCDIC システムを維持しています。